2016年 03月 03日
2016年 雛祭り |
今年のニューヨーク州の冬は、とても短くて、例年なら3月末まで続くスキーシーズンも、3月初めで終わってしまいました。毎年、冬は、娘たちがたくさん雪だるまを作るのに、この冬は、雪が積もってもすぐに溶けたりして、雪だるまなんて、1回ぐらいしか作る機会が無かった。何だか、いまいち物足りない冬でした。
前日は、北米在住の方ならご存知の「Dr.Seuss」のお誕生日だったので、ルツカがキンダーの時と同様に、レナーちゃんが、学校でちょっとしたお祝いをしてきたようです。それにしても、写真のケーキ、とてもかわいい!
学校から帰ってくる娘達のために、おやつを用意。この時期、学校のスナックにも雛あられや雛ゼリーを持って行く娘達。ルツカは、中国から最近引っ越してきたクラスメートの女の子に少し分けてあげたそうです。漢字を少し知っていたりするので、中国人のクラスメートとも、親しくなりやすいようです。
そう言えば、昨年度のことになりますが、ある日突然、「マミンコ~、クラスのアジア人の中で、自分の名前を漢字で書けないの、私だけ。」と、帰宅後言われ、それから折に触れて、名前の漢字を練習していますが、忘れるのが早い。
ちなみに、右下の黄色い器は、ルツカが2年生の時、学校の陶芸のクラスで創作したもの。重宝しております。
毎年毎年、雛あられにむさぼりつく2人。
レナーちゃんは、自分の娘達のためにも、ひな祭りを祝ってあげたようです。
さて、記念撮影の後は、近くのスキー場に行くまでに、少し時間があったので、マララちゃんのドキュメンタリーのDVDを観ました。イギリスでの、現在のマララちゃんの日常生活の様子や、パキスタンで何が起こったのか、色々なことを知ることが出来ました。怖い場面やショッキングな場面もありましたが。
反イスラム色の強いアメリカ。世界のことに疎い社会科教育のお国柄にもかかわらず、タリバン政権に堂々と反対して、女の子の教育の機会を主張し、最年少のノーベル平和賞を受賞したマララちゃんのことは、学校でもしっかりと教えるようです。パキスタンという国がどんな国なのか(歴史、産業、文化、地理等々)に触れることはなく、パキスタン=タリバン、女性の抑圧、貧困という、偏ったイメージだけを植え付けていることが、ちょっと納得いかないのであります。
ともあれ、今年のひな祭りは、女の子の健康と幸せを祈るのみでなく、文化も宗教も異なる遠い国に住んでいる女の子達の生活に思いをはせた日でもありました。娘達も大きくなっていくことだし、これからは、ひな祭りの日に、色々な国の女の子の生活について、親子で学んでいくのもいいのではないかと思いました。
by krkonose
| 2016-03-03 06:59
| 異文化