2007年 12月 17日
みかんの思い出 |
韓国系の食料品店で売っていた、日本で食べるような小さなサイズのみかん。なぜかマーティンが買いたがったのです。アメリカの普通のスーパーでは、皮の厚い大きなみかんしか売っていないので。夜マーティンと食べていたら、マーティンがこんなことを、ふと語ってくれました。
マーティンが育った共産主義下のチェコでは(マーティンが18歳の時に、共産主義崩壊)、みかんは貴重品で、クリスマスの時期にしか出回らなかったそう。出回っていたみかんにも2種類あって、スペイン産とキューバ産。甘くて美味しいスペイン産は少ししか出回ってなくて、ほとんどがキューバ産の、まだ熟れていなくて青い、種だらけの美味しくないみかん。学校の売店にも、この「カストロのみかん」ばかりが売っていたそう。「カストロのみかんは、クリスマスのご馳走ではなく、クリスマスの罰だ」と言っていました。
それで、私のみかんの思い出はというと、大分県の祖父母から、ほぼ毎年のように段ボール箱一杯に甘いみかんが送ってきて、コタツの上でテレビでも見ながらぱくぱく食べておりました。日本では、安くて気軽に手に入る果物ですよね。
付き合いの長いマーティンのこと、結構何でも知っていると思っていたけど、まだまだ私の知らないマーティンがたくさんいるのだろうなあと感じたひと時でした。
マーティンが育った共産主義下のチェコでは(マーティンが18歳の時に、共産主義崩壊)、みかんは貴重品で、クリスマスの時期にしか出回らなかったそう。出回っていたみかんにも2種類あって、スペイン産とキューバ産。甘くて美味しいスペイン産は少ししか出回ってなくて、ほとんどがキューバ産の、まだ熟れていなくて青い、種だらけの美味しくないみかん。学校の売店にも、この「カストロのみかん」ばかりが売っていたそう。「カストロのみかんは、クリスマスのご馳走ではなく、クリスマスの罰だ」と言っていました。
それで、私のみかんの思い出はというと、大分県の祖父母から、ほぼ毎年のように段ボール箱一杯に甘いみかんが送ってきて、コタツの上でテレビでも見ながらぱくぱく食べておりました。日本では、安くて気軽に手に入る果物ですよね。
付き合いの長いマーティンのこと、結構何でも知っていると思っていたけど、まだまだ私の知らないマーティンがたくさんいるのだろうなあと感じたひと時でした。
by krkonose
| 2007-12-17 07:47
| 異文化