2012年 02月 26日
スペイン一人旅 4日目 その②: セビリア ~ フラメンコミュージアム&街並み |
そして、鉄格子(と言えばいいのでしょうか?)の細工やタイル使いが見事!ご注目のほどを!
バルコニーの下の、タイルのパネルの模様、一枚一枚異なっていますね。ここまでの、繊細な細工ぶり!!信じられます?「けちってない」ですよ。さすが、セビリア!
そして、教会のサインは、見事なタイルアートです!さすが、タイルの街、セビリア!
さて、「フラメンコの発祥地」と呼ばれるセビリアには、フラメンコのドレスや靴や髪飾りのお店、フラメンコ風なファッションのお店が、もの凄く多いのです。
話は本題に。あまりにも素敵過ぎて、寄り道ばかりで時間がかかったものの、一日目の最初の目的地、フラメンコミュージアムに着きました。
そこのフロントのお兄さん、英語がある程度出来そうな感じだったので、「やっと英語がまともに話せる人を見つけた!」と喜んだ私。結構話しやすい雰囲気な人だったので、入場料と夕方のフラメンコのショーのチケットを買い、早速、文化的なことに関する質問を。「スペインの子供は、夜遅くまで、親と外出して、学校にだって行ってるはずなのに、どうやって十分な睡眠をとっているのか!?」
そしたら、そのお兄さん、実は、ポーランドの大学生で、スペイン語を学ぶために、3ヶ月間、セビリアに住んでいるとのこと。それで、私の質問の答えに、
「そういえば、スペインの子供達、朝6時ぐらいに、家の前でサッカーをしているのを見たことがある!多分、寝ないんじゃないの?スペインの子供達って。」
「だめだこりゃ!」と思った私でした。答えになってないんだってば!本当にもう!
「私の主人は、チェコ人なのよ。」と言ったら、「クレジットカードの名前を見て、あれっと思ったんだよ~。」とのこと。確かに、独身顔して、一人旅をしているアジア人女性の、クレジットカードの名前が、東欧の苗字だったら、あれっと思いますよね~。マーティンと一緒だったりとか、子供を連れていたりすれば、相手にもどうしてなのか察知出来ると思うのですが。その時まで、考えてみたこともなかった。
ミュージアムを出て、午後4時頃、お昼ご飯を食べに、「Robles Tapas」というレストランに入った。スペイン4日目にして、もう平気で、午後4時にお昼を食べている私なのでした。サングリアと一緒にね!
ロブレスは、フォーマルなレストランと、カジュアルなタパスレストランがあり、私が行ったのは、タパスレストランの方。ここが、大当たり!
というよりは、セビリアでは、はずれが無かった。(運がよかっただけ?)
これ、スペインの、どこのバーやレストランでも、お目にかかることが出来る、ハムのスライサー。
皆、とても仲が良いようで、和気藹々の楽しそうな会話や笑い声や歌声を、カウンターに座っていた私は、目の前で聞くことが出来て、ハッピーな気分になりました。ここでは、以下のタパ3皿。
こちらは、アンダルシアでは、どこでも出されている、「サルモレホ」という、冷たいトマトのクリームスープ。上に、生ハムと、刻んだゆで卵が飾ってあり、めちゃめちゃ美味しいんです!
「Espinafres con lagrimas de bacalhau」という、ほうれん草とタラのシチュー。これも、すっご~く美味しい!家に帰って、真似して作ってみたけど、いまいちだった。
なすびのフライ。
皆さん、これ、何だか分かりますか?
ここから、Caldito del Picheroという、ポークとチキンの煮汁を、小さなグラスに注いで、ドリンクのように出してくれます。マドリードの郷土料理「コシード」(この料理については、後の記事で)も、煮汁のスープが付いてくるのですが、そのアンダルシア版だと説明してくれました。
隣の瓶には、マンチェゴチーズを漬けてありますね。これも、典型的なタパの一品。アメリカに戻って、私もやってみよう!と思ったら、スーパーで、マンチェゴチーズのあまりにもの高さに、思わず、目をつぶってしまいました。
そうそう、この日辺りから、お昼のボリュームが多いので、夕食は、ほぼ毎日、麦芽ビスケットになってしまった私です(爆笑)。
お腹一杯になったので、川沿いのプロムナードでもお散歩しようと、川の方へ向かっていると、こんなものを発見!
みかんのリサイクル?
動物のえさにだって出来るし、肥料にだって使える。よかった~。無駄になってなかったんだ~!って、もしかしたら、そのまま捨てられてしまうのかも?
川沿いのプロムナード、オレンジの木に、綺麗なお花が咲き誇る木がずらりと並び、テーブルで一杯飲みながら語らう人たち。とっても素敵なんです。眩しい!
夕方は、フラメンコミュージアムに戻って、フラメンコのショーを。マドリードで観たショーとは、また一味違った、もっと伝統的な感じの踊りでした。
ミュージアムの展示で学んだのですが、もともとロマ族(ジプシー)の舞踊であるフラメンコは、アラブやインドの音楽の影響をかなり受けているそうです。確かに、歌を聴いていて、私も、そう思いました。
フラメンコの余韻に浸りつつ、アルファルファ広場沿いのケーキ屋さんで、おやつの時間。スペインのケーキ屋さんには、エクレアのようなお菓子がとても多いのですが、その中で、この茶色いクリームのエクレアが、私のお気に入りでした。マドリードでも、何回か食べたのですが、このクリーム、チョコレートかコーヒー味じゃないんです。もちろん、メープルシロップの味ではありませんよ!北米在住の皆さん。すっごく上品な甘みのクリームで、スペインで初めて食べたので、未だに、何の味なのか分かりません。知っている方がいらしたら、どうぞ、教えてくださいませ。
何ともロマンチックなカップル!
夜は、ショッピング街を散策。市庁舎とヌエバ広場の一帯から、平行して出ているSierpes通りとVelazquez (Tetuon)通り。そのお隣の、Cuna通り界隈を、見てまわる。セビリアは、こだわりを持つ、個人経営のお店が多いので、かなり見応えがあります。靴屋さんだけがずらりと並ぶ、市庁舎付近の小道。クラシカルなデザインの、上品な子供服のお店ばかりがずらりと並ぶ通り。そして、セビリアですから、もちろん、タイルや陶器の飾りのお店もたくさんあります。
こんなタイルの絵を買いました。キッチンに飾っております。
大聖堂のヒラルダの塔ですね!そして、holy weekに催される、セビリアの有名なお祭りの様子が。マスクを被った人たちが、黒い服に身を纏ったキリストを、おみこしに乗せてかついで行列するようです。写真しか見たことがないのですが。
凄いですね~。
セビリアの1日目はこれでおしまい。
by krkonose
| 2012-02-26 06:08
| 旅行